機体の追加
【実際】
〔ダウンロード〕
https://sourceforge.net/p/flightgear/fgaddon/HEAD/tree/ | version control repository 公式ハンガー |
http://fgfs.goneabitbursar.com/official/ | 旧公式ダウンロードページ |
http://helijah.free.fr/flightgear/hangar.html | よく訪ねるサイト |
https://github.com/FGMEMBERS | GPL ライセンスのあらゆる機体を集めた |
https://github.com/FGMEMBERS-NONGPL | 非GPL ライセンスの機体はこちら |
〔ファイルの展開(Ubuntuの例)〕
$ cd /usr/share/games/flightgear/Aircraft ←/FlightGear/Aircraftディレクトリへ移動
/usr/share/games/flightgear/Aircraft$ sudo unzip /home/loginname/MiG-21bis_20120717.zip ←ダウンロードしたファイルを指定し、展開します(zipファイルの例)
or
/usr/share/games/flightgear/Aircraft$ sudo tar xvf /home/loginname/F-105.tar.gz ←ダウンロードしたファイルを指定し、展開します(tar.gzファイルの例)
[2007/11/11][2008/12/31更新][2010/12/26更新][2011/11/06更新][2012/12/01更新][2014/02/21更新][2016/03/06更新][2016/07/24更新][2018/02/04刷新]
「仮想飛行」(virtual flight) by virt_fly
↑マッキM.C.72
●機体の追加
【コメント】
インストール直後のFlightGearには、デフォルトで用意されている航空機は、今はc172p(Cessna 172P Skyhawk)とUFOでしょうか。それ以外はハンガーとよばれるダウンロードサイトに多数用意されていますので、ここから手に入れ好きな機体でフライトを楽しみましょう。
最新のランチャーであるQtLauncherは、シーナリーだけでなく機体もインストールできます。ダウンロード元を指定してやれば航空機のリストが表示され、インストールが簡単にできるようになっているのです。デフォルトで指定されるハンガーは公式レポジトリのFGAddonです。
ランチャーを使わずとも、機体のインストールはファイルをサイトからダウンロードし、収めるべきサブディレクトリに展開するだけで済みます。でも、初心者にとってはその収めるべきサブディレクトリとはどこなのかがわからなくて困ります。従来、デフォルトの機体置き場はFlightGear/Aircraftディレクトリとなっていましたから、ここでもそれを踏襲します。なお、ランチャーを使った先の例では、.fgfs/Aircraftディレクトリ下にorg.flightgear.fgaddon名のサブディレクトリができており、機体のファイルもそこに展開されています。Ubuntuでは、.fgfsディレクトリ下に何でも置かれそうな雰囲気ですね。
さて、新しい機体で起動する際、コマンドラインオプションで指定する航空機の名称を何にしたらよいかが、次に問題となります。マニュアルでは/Aircraftディレクトリ下の各機体のファイルを収めたサブディレクトリ中のファイルの拡張部分の"-set.xml"を除いた名前のはじめの部分を使うようにとの記述がありました。fgfs --show-aircraftを実行すれば機体一覧に当該航空機が表示されるので、これを使用したほうが手っ取り早いようです。
ダウンロードした機体のファイルは、今ではzip形式ばかりじゃないかと思いますが、以前はマニュアルの説明にtar.gz形式ファイルだけしか書かれていないのに、zip形式のものもあって初心者としては面食らったものでした。
上部に置いた動画は、ダウンロードしたマッキM.C.72の飛行を、マウスでグリグリ回して色々な角度からスクリーンショットにとらえ、gifアニメにしたもの。ジブリの「紅の豚」の舞台となった時代のイタリアの水上飛行機であり、調べてみると当時盛んだった水上機・飛行艇のレース-フラップが実用化されておらず、陸上機より水上機の方が速かった時代があったのです!-に勝つために強力なエンジンを積み2重反転プロペラを採用した世界最速の傑作機だそうです(1933年に記録した709km/hはいまだに破られていません!)。結構癖があるのはそのせいか、水平を維持するのに常に微調整が必要で、またフロートが着水すると機首上げとなり、跳び上がってしまいます。シミュレーターであっても単にジェットとレシプロで速度が違うばかりか、どうやら機種によって機体の操り方も随分違ってくるようです。こうしたところがフライトシミュレーター好きには楽しくてならないのでしょう。操縦にあまり興味のない者としても、機種ごとの特性が再現されていることには感心します。