計器の装着
【実際】
■レーダー
〔ファイルのコピー〕
・OV-10から以下のファイルを/EHSIディレクトリごと/p-kikka/Models/Instruments/下にコピーします。
/OV10/Models/NASA/Instruments/EHSI/EHSI.ac
/OV10/Models/NASA/Instruments/EHSI/EHSI.xml
/OV10/Models/NASA/Instruments/EHSI/EHSI3D.xml
/OV10/Models/NASA/Instruments/EHSI/EHSI_buttons.rgb
/OV10/Models/NASA/Instruments/EHSI/radar.xml
・OV-10から次のNASALファイルを/p-kikka/Nasal/下にコピーします。
/OV10/Nasal/radar.nas
〔ファイルの存在を確認〕
・レーダーについては装備したい機体のディレクトリ中以外に、少なくともFlightGearの/Aircraft/Instruments/下の次のようなファイルを利用しています。模倣する機体によっては、他にもradar.xmlやradar-minimized.xmlが必要な場合もあるようです。
/aircraft/Instruments/Textures/radar_background.rgb
/aircraft/Instruments/Textures/radar_frame.rgb
/aircraft/Instruments/Textures/radar_misc.rgb
〔ファイルの編集〕
・/p-kikka/p-kikka-set.xml
<?xml version="1.0" ?>
<PropertyList include="p-kikka-base.xml">
(略)
<instrumentation>
<navcomputer>
<brg-switch-position>2</brg-switch-position>
<mode-switch-position>1</mode-switch-position>
</navcomputer>
<radar-altimeter>
<decision-height>300</decision-height>
</radar-altimeter>
<gps>
<serviceable>true</serviceable>
</gps>
<radar>
<minimized type="bool" archive="y">false</minimized>
<switch type="string" archive="y">ON</switch>
<mode-control type="int" archive="y">2</mode-control>
<WXmode type="string" archive="y">WX</WXmode>
<POSmode type="string" archive="y">POS</POSmode>
<DATmode type="string" archive="y">DAT</DATmode>
<display-controls>
<WX type="bool" archive="y">true</WX>
<data type="bool" archive="y">false</data>
<pos type="bool" archive="y">false</pos>
</display-controls>
<serviceable type="bool">true</serviceable>
<range type="int" archive="y">8</range>
<display-mode type="string" archive="y">map</display-mode>
</radar>
<wxradar>
<range type="int" archive="y">8</range>
<minimized type="bool" archive="y">false</minimized>
<switch type="string" archive="y">ON</switch>
<mode type="string" archive="y">WX</mode>
<lightning type="bool" archive="y">false</lightning>
<display-mode type="string" archive="y">map</display-mode>
<serviceable type="bool">true</serviceable>
</wxradar>
</instrumentation>
<nasal>
<radar>
<file>Aircraft/p-kikka/Nasal/radar.nas</file>
<module>OV10</module>
</radar>
</nasal>
</PropertyList>
・/p-kikka/Models/Panels/panel1.xml
<?xml version="1.0" ?>
<PropertyList>
<path>panel1.ac
<model>
<path>Aircraft/p-kikka/Models/Instruments/EHSI/EHSI3D.xml</path>
<offsets>
<x-m>-0.402</x-m>
<y-m>-0.068</y-m>
<z-m>0.200</z-m>
</offsets>
</model>
<panel>
<path>Aircraft/p-kikka/Models/Instruments/EHSI/radar.xml</path>
<bottom-left>
<x-m>-0.401</x-m>
<y-m>-0.063</y-m>
<z-m>0.2</z-m>
</bottom-left>
<bottom-right>
<x-m>-0.401</x-m>
<y-m>0.115</y-m>
<z-m>0.2</z-m>
</bottom-right>
<top-left>
<x-m>-0.401</x-m>
<y-m>-0.063</y-m>
<z-m>0.36</z-m>
</top-left>
</panel>
(略)
</PropertyList>
■コンパス
〔ファイルのコピー〕
・P51Dから以下のファイルを/p-kikka/Models/Instruments/下にもうけたremoteディレクトリにコピーします。
/p51d/Models/p51d-jw-large-bezel.rgb
/p51d/Models/p51d-jw-remote.ac
/p51d/Models/p51d-jw-remote.rgb
/p51d/Models/p51d-jw-remote.xml
/p51d/Models/p51d-jw-remotearrow.rgb
〔ファイルの編集〕
・/p-kikka/Models/Panels/panel1.xml中のAircraft/p-kikka/Models/Instruments/compass/compass.xmlとパス指定している箇所を次のとおり書き換えます。
Aircraft/p-kikka/Models/Instruments/remote/p51d-jw-remote.xml
後は計器が少々大きいので、直下の装着位置の指定箇所を適当なものに書き換えるだけ。
ただし、ブックマークの手動設定はできません。hotspotsの設定がなされていないから。OV-10のレーダーとは違い、P51Dでは計器全般のhotspotsがまとめて設定されていて、これを修正するのは並大抵のことではなさそうなので、手をつけるのをやめました。他機から計器を移設する際は、計器ごとに設定されているものを探すべきというのが、今回の教訓です。
動かないブックマークがどうしてもじゃまなら、3Dモデリングソフトで当該acファイルからブックマークの針を削除するのが手っ取り早い。その上で私自身は、さらにacファイルの方をいじってコンパスの針を従前のように飛行機の形に模してみました。
注記)
・この項で扱っているp-kikkaの付いたファイルは、いずれも元にしたMe262のファイル名のme262を置き換えただけと見なしてもらってかまいません。
・かなり以前の記述になりファイルのパス指定、名称は変わっているかもしれません。なお、一時OV-10のレーダーは表示がおかしくなっていましたが、復旧しており、自作の愛機Junkers Ju EF128に試しに移植した際は、何ら問題なく動きました(2011年8月時点)。
いずれにしても、ファイルの記述を調べて関連ファイルをたぐっていき、すべての必要ファイルを見つけて、移植するのが基本です。
[2008/07/24][2008/07/26追加][2012/12/01更新][2018/04/23刷新]
●計器を夜光式に
【コメント】
p-kikkaにレーダを装備し、コンパスやついでに動かぬ時計も換装したところで、はたと気が付いたのですが、夜間は真っ暗で計器が読めません。HUDがあるとはいえ、面白くありません。計器を光らせないか多少試みましたがうまくいきません。元々のMe262からして一部の計器については全体が光るようにプログラミングされているように見受けられるのですが、光っていません。
どうしようかと思っている時に、まことに好都合にも日本語サイトのフォーラムでhideさんが連載中の「手探り航法・旅日記」に、計器を夜光式に改造する話が出ているのを見つけました。ダメもとで試してみたところ、次に示す画像では見づらいもののうまく計器が発光するようになりました。感謝!
↑左下方の飛行機の形はコンパス
見づらいが同様な淡いピンク色は
速度計などその他の計器の光
【実際】
〔ファイルの編集〕
・光らせたい計器のxmlファイルに次のような記述を書き加えます。例は元々のMe262の速度計に関する記述と修正箇所(赤字)です。
<animation>
<type>material</type>
<object-name>Face</object-name>
<object-name>Needle1</object-name>
<emission>
<factor-prop>/controls/lighting/instruments-norm</factor-prop> ←この行削除
<red>0.5</red>
<green>0.25</green>
<blue>0.25</blue>
<factor-prop>systems/electrical/outputs/instrument-lights</factor-prop> ←この行挿入
</emission>
</animation>
[2008/07/28][2012/12/01更新][2018/04/23刷新]
「仮想飛行」(virtual flight) by virt_fly
●レーダーを装備、コンパスを換装
【コメント】
大戦中の機体であるMe262を元にした我がp-kikkaには、HUD以外に現代的な装備は皆無です(失礼、何故かオートパイロットは使え、目的の空港コードを与えると、目的地まで自動操縦で飛んでいくことができるのに失念していました)。ようやく増槽タンクを装着し航続距離を延ばしたものの、NAVもないようでは愛機をかって世界旅行をするにおぼつきません。装備の充実のために、手始めに簡単そうなレーダーの移設を試みることにしました。
T38からの移設も考えましたが、どうしてもレーダーのacファイルを見つけられず断念。結局、当該ファイルの所在がわかったOV-10から移設を実現したのですが、しばし悪戦苦闘を強いられました。というのも、レーダーの装着位置の記述が、OV-10ではOV-10.xmlにあったことから、p-kikkaでもp-kikka.xmlに記述したのですがレーダが出現しません。p-kikkaの他の計器同様に/Models/Panels/下のpanel1.xmlに記述することで、何とか出現したものです。
レーダーは装備できたものの、他の計器でもそうですが素人には見方がさっぱりわかりません。いろんな条件で飛行を繰り返すことで、ボチボチと調べていくしかなさそうです。それにしても、Me262のコンパスは変です。東西が逆転しているとしか思えないため、ついでにコンパスをP51Dのものにとりかえることにしました。パソコン画面が小さく数値が読み取りにくいので、大雑把でも直感的に向きがわかる北が上向きのものが好ましい。下の画像は、レーダを装備しコンパスを換装したp-kikkaのコクピットでです。なお、playbackExプロトコルで再生中の画像であるため、スロットルや燃料計は止まっているようです。
↑コクピット画面中1番大きな緑色の四角のパネルがレーダー.
既存の計器のレイアウトを一部変更しはめ込んだ.
左手の少々でかいのが換装したコンパス